2022年5月6日 (仮訳)形態およびDNA配列データによって根拠づけられたパキスタン、アザド・ジャンムー・カシミール産の新種Aspicilia nigromaculata Iram, F. et al., 2022. Aspicilia nigromaculata sp. nov. (Megasporaceae, Pertusariales, Ascomycota) from Azad Jammu and Kashmir, Pakistan, evidence from morphology and DNA sequencing data. Available at: http://www.doiserbia.nb.rs/Article.aspx?ID=1821-21582201105F#.YnUqDejP2Uk [Accessed May 6, 2022] 【R3-09483】2022/5/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、アザド・ジャンムー・カシミールの温帯湿潤林で採集された地衣の一種を検討し、Aspicilia nigromaculataとして新種記載した。 本種は地衣体が厚く灰色~帯緑灰色でしばしば黒色の斑点をあらわし、小区画が扁平~僅かに凹形、粉子が小型であることなどで特徴づけられた。 本種はITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。 Pakisutan, Azad Jammu and Kashmir, Jhelum Valley (新種) Aspicilia nigromaculata Fayyaz, Afshan, Niazi & Khalid 語源…黒い斑点の(地衣体の形態から) 【よく似た種との区別】 Aspicilia subradians ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスウェーデン、フィンランドなどに分布する 本種と異なり地衣体の小区画が扁平~僅かに凹形ではなく周縁部が扁平~僅かに凸形 本種と異なり初生菌糸体を欠くのではなく有する 本種より粉子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspicilia fluviatilis ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスウェーデンなどに分布する 本種と異なり地衣体が厚いのではなく薄い 本種と異なり地衣体が帯緑灰色~帯褐色ではなく灰色~黄褐灰色 本種と異なり地衣体にしばしば黒色の斑点をあらわすのではなくしばしば微細な白色の点状 本種より皮層が厚い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Aspicilia granulosa ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくスウェーデンなどに分布する 本種と異なり地衣体が厚いのではなく薄い 本種と異なり地衣体が帯緑灰色~帯褐色ではなく帯緑灰色 本種と異なり栄養生殖の散布体を欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される