(仮訳)ボリビア産の地衣の新種、Aspidothelium lueckingii
Flakus, A. 2009. Aspidothelium lueckingii: a new lichenized fungus from Bolivia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/88/69444/Aspidothelium_lueckingii_a_new_lichenized_fungus_from_Bolivia [Accessed August 20, 2022] 【R3-09800】2022/8/20投稿

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3行まとめ

ボリビアの雲霧林においてマツ属の樹皮に生じた樹皮生地衣の一種を検討し、Aspidothelium lueckingiiとして新種記載した。
本種は被子器が白色で僅かに桃色を帯び、多数の剛毛状の付属糸を有し、子嚢胞子が大型で石垣状であることなどで特徴づけられた。
全世界の石垣状胞子を有するAspidothelium属地衣の検索表を掲載した。
Bolivia, Dept. Cochabamba, Prov. Chapare, near Incachaca village

(新種)

Aspidothelium lueckingii Flakus
語源…ドイツの地衣学者、Robert Lücking博士に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Aspidothelium trichothelioides
被子器の形態が類似している
子嚢胞子が石垣状
本種と異なりボリビアではなくアフリカなどに分布する
本種と異なり樹皮生ではなく葉上生地衣である
本種より被子器のサイズが小さい
本種より子嚢胞子がずっと短い
本種と異なり被子器壁の内層に藻類細胞を含む
Aspidothelium arachnoideum
形態的に類似している
本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横隔壁を有する
本種と被子器剛毛の形態が異なる
Aspidothelium fugiens
形態的に類似している
本種と異なり子嚢胞子が石垣状ではなく横隔壁を有する
本種と被子器剛毛の形態が異なる
Aspidothelium cinerascens
子嚢胞子が石垣状
本種と異なり被子器が盤状に伸長し、縁部が平坦~僅かに不規則形
Aspidothelium verruculosum
子嚢胞子が石垣状
本種と異なりボリビアではなく熱帯アジア、オーストラリアなどに分布する
本種と異なり地衣体が疣状
本種と異なり被子器が盤状に伸長する
本種と子嚢胞子の形態が異なる
Aspidothelium glabrum
子嚢胞子が石垣状
本種と異なり被子器表面が平滑
本種と異なり子嚢胞子のサイズが比較的小型
Aspidothelium mirabile
子嚢胞子が石垣状
本種と異なり被子器が盤状に伸長する
本種と異なり子嚢胞子が紡錘形
本種と異なり子嚢胞子中央に大型の分割されていない細胞を含む