(仮訳)インド、西ガーツ山脈北部に産した新種Asterina macrosolenae
Bhise, MR. et al., 2023. Asterina macrosolenae sp. nov. (Asterinales,Asterinaceae) from northern Western Ghats, India. Journal of Mycopathological Research. Available at: https://imskolkata.org/article/019-03-23.pdf [Accessed March 30, 2023] 【R3-10466】2023/3/30投稿

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3行まとめ

インド、マハーラーシュトラ州においてMacrosolen capitellatusの葉に発生した菌を検討し、Asterina macrosolenaeとして新種記載した。
本種はコロニーが葉の両面に生じ、子嚢胞子が帯オリーブ褐色長楕円形で1隔壁を有し、付着器が長楕円形、卵形~棍棒形であることなどで特徴づけられた。
本種とA. deightoniiおよびA. loranthigenaとの形質比較表を作成した。
Mahabaleshwar, Maharashtra, India

(新種)

Asterina macrosolenae M.R. Bhise, C.R. Patil, C.B. Salunkhe & S.V. Kambhar
語源…Macrosolen属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Asterina deightonii
同じオオバヤドリギ科植物を宿主とする
コロニーが葉の両面に生じる
付着器が単細胞である
アナモルフを有する
本種と異なりMacrosolen capitellatusではなくホザキヤドリギ属、Helixanthera属、Dendropthoe属植物などを宿主とする
本種より盾状子囊殻の最大直径が小さい
本種より子嚢のサイズが小さい
本種と異なり子嚢が球形~卵形ではなく球形
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく無毛~微細な小刺状
本種よりコロニーの最大直径が小さい
本種と異なり付着器が互生または片側にあるのではなく互生する
本種より付着器のサイズが小さい
本種と異なり付着器が長楕円形、卵形~棍棒形ではなく球形~卵形
本種より菌糸の細胞が小さい
本種と異なり菌糸が波打つ~屈曲するのではなくやや直線状~屈曲する
Asterina loranthigena
同じオオバヤドリギ科植物を宿主とする
コロニーが葉の両面に生じる
付着器が互生または片側にある
付着器が単細胞である
アナモルフを有する
本種と異なりMacrosolen capitellatusではなくDendropthoe属植物などを宿主とする
本種より盾状子囊殻の最大直径が小さい
本種より子嚢のサイズが小さい
本種と異なり子嚢が球形~卵形ではなく球形
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面が平滑ではなく顕著な小刺状
本種よりコロニーの最大直径が小さい
本種より付着器が長い
本種と異なり付着器が長楕円形、卵形~棍棒形ではなく長楕円形~棍棒形、屈曲状~鉤状
本種と異なり菌糸が波打つ~屈曲するのではなく屈曲する