(仮訳)ブラジルにおいてPaspalum guenoarumに立枯病を引き起こす新属新種、Atripes paspali
Custódio, FA. et al., 2020. Atripes paspali gen. et sp. nov. (Magnaporthaceae) causing take-all disease on Paspalum guenoarum in Brazil. Plant Pathology. Available at: https://bsppjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/ppa.13282 [Accessed November 1, 2020] 【R3-07830】2020/11/1投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・スル州においてPaspalum guenoarumに立枯病を引き起こした菌を検討し、Atripes paspaliとして新種記載した。
本種はPhialophora属類似の無性世代を有し、複数の属と形態的に類似していたが、系統的に異なっていた。
本種の病原性は複数の温度条件を設定した接種試験により確かめられ、19°Cでは病徴を認めなかった一方、28°Cで最大の発生率であった。
Brazil, Rio Grande do Sul state, municipality of Eldorado do Sul

(新種)

Atripes paspali F.A. Custódio & O.L. Pereira
語源…(属名)黒い足(病徴から)/(種小名)スズメノヒエ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Buergenerula spartinae
ITS+nrLSU+TEF-1α+RPB1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりブラジルではなく米国などに分布する
本種と異なり海洋環境に生息する
本種と異なりスズメノヒエ属ではなくSpartina属植物などを宿主とする
本種より分生子柄のサイズが大きい
本種と異なり分生子柄が分枝するかまたはしない
本種より分生子のサイズが大きい
ITS+nrLSU+TEF-1α+RPB1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される