(仮訳)中国において枯枝に発生した不完全糸状菌の新属、Atrosynnema
Xia, J-W. et al., 2016. Atrosynnema, a new hyphomycete from dead branches in China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2016/00000131/00000002/art00005 [Accessed June 26, 2019] 【R3-06347】2019/6/26投稿

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3行まとめ

中国海南省において枯枝に生じたアナモルフ菌の一種を検討し、新属新種Atrosynnema digitosporumとして記載した。
本種はシンネマが黒色で分生子柄が分枝せず、分生子形成細胞が単出芽型で、分生子が倒棍棒形でしばしば頂部付近に粘質の帽を伴うことなどで特徴づけられた。
本種の分生子の形状等はDictyospiropes属菌に類似していたが、シンネマの有無や分生子のサイズ、粘質の帽の有無などが異なっていた。
中国海南省五指山

(新種)

Atrosynnema digitosporum J.W. Xia, X.G. Zhang & Z. Li
語源…(属名)暗色のシンネマ/(種小名)指状の胞子の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Dictyospiropes ziziphi
分生子が倒棍棒形
分生子が石垣状である
本種と異なりシンネマを形成しない
本種と異なり分生子形成細胞が単出芽型ではなく多出芽型
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子の頂部付近にしばしば球形粘質の帽を伴うという特徴を欠く