(仮訳)Auricularia olivaceus:インド北部産の新種
Kumari. B., Upadhyay. RC., Atri. NS., 2013, Auricularia olivaceus: a new species from North India., Mycosphere, http://www.mycosphere.org/pdfs/MC4_1_No7.pdf
【R3-00286】2014/01/18投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド北部のヒマーチャル・プラデーシュ州で発見された菌を、 Auricularia olivaceusとして新種記載した。
本種は種小名が示す通り、子実体がオリーブ色を帯びる独特の性質を持っていた。
本種はインド産のキクラゲ属菌としては7番目に報告された種となった。
India, Himachal Pradesh: Shimla Tara Devi

(新種)

Auricularia olivaceus B. Kumari
語源…オリーブ色の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Auricularia polytricha(アラゲキクラゲ)
髄層の厚さが150 μmを超える
本種と異なり傘の上面が密毛に覆われる
本種と異なり子実層面がオリーブ褐色ではなく暗紫色~暗褐色
本種と異なりやや柄を持つ
本種よりも毛の層が厚く、本種が100 μm未満なのに対して100 μmを超える
Auricularia mesenterica(ヒダキクラゲ)
本種と異なり子実体がオリーブ色を帯びない
本種と切片で区別される
Auricularia auricula-judae(キクラゲ)
本種と異なり子実体がオリーブ色を帯びない
本種と切片で区別される
Auricularia tenuis
傘に長さ100 μmまでの毛を持つ
髄層を持つ
本種と異なり子実体がオリーブ色を帯びない
本種より担子胞子のサイズが大きい
Auricularia fuscosuccinea
本種と異なり子実体がオリーブ色を帯びない
本種よりも毛の層が厚く、本種が100 μm未満なのに対して約100 μmになる
本種と異なり髄層が100-400 μmではなく150 μmを超える程度