(仮訳)東南アジアに広く分布する新種、Auricularia thailandica
Bandara, AR. et al., 2015. Auricularia thailandica sp. nov. (Auriculariaceae, Auriculariales) a widely distributed species from Southeastern Asia. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.208.2.3/0 [Accessed June 19, 2015].
【R3-01934】2015/06/19投稿

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3行まとめ

フィリピン、タイ、および中国雲南省で採集された標本を基に、Auricularia thailandicaを新種記載した。
本種は子実体背面の毛が短く、緩やかに配列する点や、断面における”zona pilosa”のサイズなどで他の種と区別された。
本属における種の境界の定義に、Lowyの形態に基づく分類およびITS領域に基づく分子系統解析のデータを用いた。
Thailand, Chiang Mai, Bahn Pa dheng, Mushroom Research Center

(新種)

Auricularia thailandica Bandara & K.D.Hyde
語源…タイの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Auricularia cornea
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
子実体の厚さの範囲が重なる
“zona subcompacta superioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実層が厚い
本種と異なり担子器が円筒形ではなく棍棒形
本種より担子胞子が長い
本種より”zona pilosa”が厚い
本種より”zona compacta”が厚い
本種より”zona laxa superioris”が薄い
本種より髄層が厚い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia emini
子実層の厚さの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
子実体の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
髄層の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
本種より担子器が長い
本種と異なり担子器が円筒形ではなく棍棒形~円筒形
本種より”zona pilosa”が厚い
本種より”zona compacta”が厚い
本種より”zona subcompacta superioris”が厚い
Auricularia fibrillifera
子実層の厚さの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
毛が鋭い
子実体の厚さの範囲が重なる
“zona pilosa”の厚さの範囲が重なる
“zona subcompacta superioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
髄層の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
本種より担子器が長い
本種と異なり毛が薄壁または厚壁ではなく厚壁
本種より”zona compacta”が薄い
Auricularia fuscosuccinea(キクラゲモドキ)
子実層の厚さの範囲が重なる
担子器のサイズの範囲が重なる
担子器が円筒形
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
子実体の厚さの範囲が重なる
“zona pilosa”の厚さの範囲が重なる
“zona compacta”の厚さの範囲が重なる
“zona subcompacta superioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
髄層の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia minor(コクロキクラゲ)
子実層の厚さの範囲が重なる
子実体の厚さの範囲が重なる
“zona pilosa”の厚さの範囲が重なる
髄層の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より子実体のサイズが小さい
本種より担子器が長い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなくソーセージ形または楕円形~屈曲状
本種より”zona compacta”が薄い
本種より”zona subcompacta superioris”が厚い
本種より”zona laxa superioris”が厚い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia nigricans
子実層の厚さの範囲が重なる
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
“zona compacta”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種より担子胞子が長い
本種より子実体が厚い
本種より”zona pilosa”が厚い
本種より”zona subcompacta superioris”が厚い
本種より”zona laxa superioris”が厚い
本種より髄層が厚い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia polytricha(アラゲキクラゲ)
担子器が円筒形
担子胞子のサイズの範囲が重なる
“zona compacta”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
本種より子実層が厚い
本種より担子器が長い
本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなく楕円形~紡錘形
本種より子実体が厚い
本種より”zona pilosa”が厚い
本種より”zona subcompacta superioris”が厚い
本種より”zona laxa superioris”が厚い
本種より髄層が厚い
本種より”zona laxa superioris”が厚い
Auricularia scissa
子実層の厚さの範囲が重なる
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
“zona pilosa”の厚さの範囲が重なる
“zona compacta”の厚さの範囲が重なる
“zona subcompacta superioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
髄層の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり担子器が円筒形ではなく棍棒形
本種より子実体が厚い
本種と異なり”zona pilosa”全体に僅かな短い毛が不規則に存在する
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia subglabra
子実層の厚さの範囲が重なる
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子がソーセージ形
“zona pilosa”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
髄層の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体背面に毛を伴わない
本種と異なり担子器が円筒形ではなく棍棒形
本種より子実体が厚い
本種より”zona compacta”が厚い
本種より”zona subcompacta superioris”が厚い
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Auricularia tenius
担子胞子のサイズの範囲が重なる
“zona compacta”の厚さの範囲が重なる
“zona subcompacta superioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa inferioris”の厚さの範囲が重なる
“zona laxa superioris”の厚さの範囲が重なる
本種より子実層が厚い
本種より担子器が長い
本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなく卵形~楕円形
本種より子実体が厚い
本種より”zona pilosa”が厚い
本種より”zona laxa superioris”が厚い
本種より髄層が厚い