(仮訳)オーストララシア産シクエストレート菌類 (18):熱帯~亜熱帯に産する極彩色の地下生菌、新属新種Solioccasus polychromus
Trappe, JM. et al., 2013. Australasian sequestrate fungi 18: Solioccasus polychromus gen. & sp. nov., a richly colored, tropical to subtropical, hypogeous fungus. Mycologia. …. Available at: http://www.mycologia.org/content/105/4/888.short [Accessed December 18, 2014].
【R3-01383】2014/12/18投稿

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3行まとめ

パプアニューギニアおよびオーストラリア北部の森林で見出された菌を検討し、新属新種Solioccasus polychromusとして記載した。
本種は既知の地下生菌で最も鮮やかな色をしており、子実体の外見はGautieria属に類似するが担子胞子の形態が異なっていた。
本種は主に外生菌根菌からなるBoletineaeクレードに含まれ、本種もまた外生菌根菌と考えられた。
Papua New Guinea, Kirrawa-Meru Track near Morehead River Crossing

(新種)

Solioccasus polychromus Trappe, Osmundson, Manfr. Binder, Castellano & Halling
語源…(属名)日没(子実体の鮮やかな黄色、桃色、橙色、帯赤橙色から)/(種小名)多色の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Bothia castanella
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁(同じBoletinaeクレードに含まれる)
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度95%)
Gautieria spp.
外皮が裂けて”locule”を露出する
根状菌糸束を有する
グレバが軟骨質
グレバに顕著な樹状の実質/コルメラを有する
本種と異なり子実体が明色でない
本種と異なり担子胞子がイグチ型でない