(仮訳)オーストラリア産の珊瑚型菌類 (2):西オーストラリア州産のホウキタケ属新種、Ramaria citrinocuspidata
Young, AM. & Fechner, NA., 2009. Australian coralloid fungi II – a new species of Ramaria (Gomphales) from Western Australia: Ramaria citrinocuspidata sp. nov. Australian Mycologist. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Nigel_Fechner/publication/267698670_Australian_coralloid_fungi_II_-_a_new_species_of_Ramaria_Gomphales_from_Western_Australia_Ramaria_citrinocuspidata_sp_nov/links/547d263c0cf27ed9786232e3.pdf [Accessed July 31, 2017].
【R3-04255】2017/07/31投稿

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3行まとめ

西オーストラリア州の森林で採集された菌を検討し、Ramaria citrinocuspidataとして新種記載した。
本種は子実体がレモン色で枝が淡色、柄が白色で、傷ついても変色しないことなどで特徴づけられた。
本種は形態的にはヨーロッパ産のR. flavaに類似していたが、担子胞子の形態やクランプの有無などが異なっていた。
Australia, Western Australia, Edward Forest Block, Caversham Road, near Harris River

(新種)

Ramaria citrinocuspidata A.M.Young & N.A.Fechner
語源…レモン色で尖頭の

mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ramaria lorithamnus
子実体が帯黄色
本種と異なり柄がしっかりとしているのではなく細長い形状をしている
本種と異なり子実体が傷ついても変色しないのではなく変色する
本種より担子胞子のサイズがずっと小さい
Ramaria xanthosperma var. australiana
子実体が帯黄色
本種と異なり子実体が傷ついても変色しないのではなく変色する
Ramaria basiorobusta
本種と異なりオーストラリアではなくニュージーランドなどに分布する
本種と異なり子実体の枝が淡色ではなく明るい黄金橙色
本種と異なり子実体の頂部が淡い黄橙色
本種と異なり子実体が老成すると濃い赤褐色に変色する
Ramaria junquilleovertex
本種と異なりオーストラリアではなくニュージーランドなどに分布する
本種と異なり子実体の枝が淡色ではなく白色で次第にクリーム色に変色する
本種より担子胞子のサイズが大きい
Ramaria flava(キホウキタケ)
肉眼的形態が類似している
本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり担子器にクランプを有する
本種より担子胞子のサイズがずっと大きい
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく円筒形
本種と異なり担子胞子表面に不規則に散在する疣ではなく縦方向の疣からなる畝を有する
本種と異なり菌糸にクランプを有する