(仮訳)レキデオイド地衣の新属Australidea、およびMalcolmiella属について
Kantvilas, G., Wedin, M. & Svensson, M. 2021. Australidea (Malmideaceae, Lecanorales), a new genus of lecideoid lichens, with notes on the genus Malcolmiella. The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/australidea-malmideaceae-lecanorales-a-new-genus-of-lecideoid-lichens-with-notes-on-the-genus-malcolmiella/BA85E892CBC8412375CFA65095A3F705 [Accessed November 27, 2021] 【R3-09001】2021/11/27投稿

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3行まとめ

オーストラリア産の地衣、Lecidea canorufescensに対して新属Australideaを提唱した。
本属は地衣体が痂状、子器が帯赤褐色でビアトラ型、子嚢が8胞子性でPorpidia型、子嚢胞子が無色であることなどで特徴づけられ、分子系統解析ではマルミデア科クレードに含まれた。
また、タスマニア州新産種として新組み合わせMalcolmiella interversaを報告した。

(新組み合わせ)

Australidea canorufescens (Kremp.) Kantvilas, Wedin & M. Svensson
旧名:Lecidea canorufescens Kremp.
語源…(属名)南+Lecidea
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【よく似た種との区別】
Lecidea fuscoincerta
ニュージーランドに分布する
地衣体が”scurfy grey”である
子器がビアトラ型
子器が褐色
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
側糸がほとんどの場合分枝しない
本種と異なり子嚢によく発達した弱アミロイドのトーラスを有する
本種と異なり果殻が密に凝集した繊維菌糸組織からなる

(新組み合わせ、タスマニア州新産種)

Malcolmiella interversa (Nyl.) Kantvilas, Wedin & M. Svensson
旧名:Lecidea interversa Nyl.
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