2017年8月20日 (仮訳)低木の葉から分離された新種Ballistosporomyces changbaiensisおよびBallistosporomyces bomiensis Han, P-J. et al., 2016. Ballistosporomyces changbaiensis sp. nov. and Ballistosporomyces bomiensis sp. nov., two novel species isolated from shrub plant leaves. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-016-0696-3 [Accessed August 19, 2017]. 【R3-04316】2017/08/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国吉林省においてRhododendron chrysanthumおよびLedum palustre var. dilatatumの葉から分離された酵母を検討し、Ballistosporomyces changbaiensisとして新種記載した。 また、チベット自治区においてR. phaeochrysumの葉から分離された酵母を検討し、B. bomiensisとして新種記載した。 両種は射出分生子を形成し、有性生殖を行わず、亜硝酸ナトリウムの資化能などで区別された。 中国吉林省長白山 (新種) Ballistosporomyces changbaiensis F.Y. Bai, Q.M. Wang, P.J. Han & A.H. Li 語源…長白産の 【よく似た種との区別】 Ballistosporomyces bomiensis 中国に分布する 同じツツジ属植物を宿主とする 宿主の葉から分離される nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりイソツツジ属植物が宿主として知られていない 本種と異なりD-キシロースを資化可能 本種と異なり亜硝酸ナトリウムを資化不能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ballistosporomyces taupoensis nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりL-リシン、エチルアミン、カダベリンを資化不能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ballistosporomyces xanthus nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクトース、ラクトース、α-メチル-D-グルコシド、クエン酸を資化可能 本種と異なりL-リシンを資化不能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ballistosporomyces sasicola nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラクトース、D-キシロースを資化可能 本種と異なり亜硝酸ナトリウムを資化不能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国チベット自治区ポメ県 (新種) Ballistosporomyces bomiensis Q.M. Wang, F.Y. Bai, A.H. Li & P.J. Han 語源…ポメ(波密)産の 【よく似た種との区別】 Ballistosporomyces taupoensis nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりコハク酸、亜硝酸ナトリウムを資化可能 本種と異なりD-キシロース、L-リシン、エチルアミン、カダベリンを資化不能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ballistosporomyces xanthus nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりガラクトース、ラクトース、コハク酸、クエン酸、亜硝酸ナトリウムを資化可能 本種と異なりD-キシロース、L-リシンを資化不能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ballistosporomyces sasicola nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラクトース、コハク酸を資化可能 nrSSU+ITS+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される