2016年9月16日 (仮訳)タイ中部で採集されたタケ生息性多孔菌 Choeyklin, R. et al., 2009. Bambusicolous polypores collected in central Thailand. Fungal Diversity. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Rattaket_Choeyklin/publication/230764696_Bambusicolous_polypores_collected_in_Central_Thailand/links/09e41504068aed202c000000.pdf [Accessed September 15, 2016]. 【R3-03297】2016/09/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ中部においてタケの稈に発生したFlavodon flavusなど9種の多孔菌を報告し、Perenniporia bambusicolaおよびPiptoporus roseovinaceusの2種を新種記載した。 前者は孔口が橙色でKOHで暗紫色~黒色に変色し、橙色の菌糸束を有する点、後者は実質が1菌糸型であることなどで特徴づけられた。 孔口面が黄色~橙色で背着生のPerenniporia属菌の検索表を掲載した。 Thailand, Prachin Buri Prov., The Bamboo Park (新種) Perenniporia bambusicola Choeyklin, T. Hatt. & E.B.G. Jones 語源…タケに生息する 【よく似た種との区別】 Perenniporia aurantiaca 子実体が背着生 孔口面が黄色~橙色 孔口面がKOHで紫色に呈色する 担子胞子が小型 担子胞子が截断状 実質に小型の樹状菌糸を含む 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が扁平な長楕円形ではなく楕円形 Perenniporia xantha 子実体が背着生 孔口面が黄色~橙色 孔口面がKOHで紫色に呈色する 担子胞子が小型 担子胞子が截断状 実質に小型の樹状菌糸を含む 本種より孔口が黄色を帯びる 本種と異なり菌糸束を形成しない 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が扁平な長楕円形ではなく楕円形 Thailand, Prachin Buri Prov., The Bamboo Park (新種) Piptoporus roseovinaceus Choeyklin, T. Hatt. & E.B.G. Jones 語源…帯ばらワイン色の 【よく似た種との区別】 Piptoporus soloniensis(シロカイメンタケ) 傘表面が鮮やかな色をしている 担子胞子が短い楕円形 肉が2菌糸型 本種と異なりタイではなく日本などの温帯域に分布する 本種と異なり傘が桃色~帯赤紫色ではなく類白色、クリーム色、橙色 本種と異なり管孔が新鮮時柔らかくて脆いのではなく繊維状~コルク状 本種と異なり肉が白色~淡橙色ではなく黄褐色~帯桃色 Tyromyces armeniacus 東南アジアに分布する 子実体が桃色~帯赤色 肉が肉質 本種と異なり肉が1菌糸型 Tyromyces incarnatus(アケボノオシロイタケ) 東南アジアに分布する 子実体が桃色~帯赤色 肉が肉質 本種と異なり肉が1菌糸型 (その他掲載種) Flavodon flavus (Klotzsch) Ryvarden (その他掲載種) Grammothele fuligo (Berk. & Broome) Ryvarden アイアナタケ (その他掲載種) Irpex lacteus (Fr.) Fr. ウスバタケ (その他掲載種) Rigidoporus cf. lineatus (Pers.) Ryvarden スルメタケ (その他掲載種) Serpula similis (Berk. & Broome) Ginns