(仮訳)ブドウに対して病原性を有する担子菌:オーストラリア産の新種Fomitiporia australiensis
Fischer, M. et al., 2005. Basidiomycetous pathogens on grapevine: A new species from Australia – Fomitiporia australiensis. Mycotaxon. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Jacqueline_Edwards2/publication/260945109_Basidiomycetous_pathogens_on_grapevine_A_new_species_from_Australia_-_Fomitiporia_australiensis/links/0c96053a7d071c166a000000.pdf [Accessed December 19, 2019] 【R3-06877】2019/12/20投稿

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3行まとめ

オーストラリアにおいてブドウおよびハウチワノキ属植物に生じた病原菌を検討し、Fomitiporia australiensisとして新種記載した。
本種は子実体が背着生および傘状であることなどで特徴づけられた。
本種がブドウの罹病樹から菌糸体の状態で見出され、子実体が見出されることが稀である理由は不明であった。
Australia, Victoria

(新種)

Fomitiporia australiensis M. Fisch., J. Edwards, Cunningt. & Pascoe
語源…オーストラリア産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Fomitiporia punctata
顕微鏡的形質が区別できないほど類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり子実体が背着生および傘状ではなく常に背着生
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fomitiporia mediterranea
同じブドウを宿主とする
宿主の白色心腐れに関係している
顕微鏡的形質が区別できないほど類似している
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりオーストラリアではなくヨーロッパなどに分布する
本種と異なり子実体が背着生および傘状ではなく常に背着生
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fuscoporia punctata
形態的に類似している(一部の標本が実際には本種であると考えられる)
本種と異なりブドウおよびハウチワノキ属植物が宿主と子て知られていない
本種と異なり子実体が背着生および傘状ではなく半背着生
本種と異なり担子胞子がデキストリノイドという特徴を欠く
本種と異なり担子胞子がシアノフィリックという特徴を欠く