(仮訳)ニジュウヤホシテントウから分離された新種Beauveria lii
Zhang, S. et al., 2013. Beauveria lii sp. nov. isolated from Henosepilachna vigintioctopunctata. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2012/00000121/00000001/art00023 [Accessed March 6, 2014].
【R3-00471】2014/03/07投稿

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3行まとめ

中国陝西省でニジュウヤホシテントウの幼生から分離された菌を、Beauveria liiとして新種記載した。
本種は他のBeauveria属菌よりも大型の楕円形~円筒形で、Q値が大きい分生子を形成することで特徴づけられた。
4遺伝子に基づく分子系統解析で、本種は狭義のB. bassianaに近縁なB. varroaeおよびB. kipukaeと姉妹群を形成した。
中国陝西省咸陽市旬邑県

(新種)

Beauveria lii Sheng L. Zhang & B. Huang
語源…昆虫病原菌の研究者、李增智 (Zengzhi Li) に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Beauveria bassiana
形態的に類似している(分子系統解析なしでの区別が難しい)
ITS領域の塩基配列が類似する(類似度97%)
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria kipukae
形態的に類似している(分子系統解析なしでの区別が難しい)
ITS領域の塩基配列が類似する(類似度97%)
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria varroae
形態的に類似している(分子系統解析なしでの区別が難しい)
ITS領域の塩基配列が類似する(類似度98%)
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria amorpha
分生子の形状が類似している
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子のQ値が小さい
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria asiatica
分生子の形状が類似している
形態的に類似している(分子系統解析なしでの区別が難しい)
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子のQ値が小さい
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria brongniartii
分生子の形状が類似している
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子のQ値が小さい
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria caledonica
分生子の形状が類似している
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子のQ値が小さい
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria malawiensis
分生子の形状が類似している
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子のQ値が小さい
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Beauveria sungii
形態的に類似している(分子系統解析なしでの区別が難しい)
分生子の形状が類似している
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子のQ値が小さい
Bloc+EF1-α+RPB1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される