2018年3月28日 （仮訳）オーストリア産の特筆すべき菌類（2017年版） Krisai-Greilhuber, I. et al., 2017. Bemerkenswerte Pilzarten aus Österreich – 2017. Österreichische Zeitschrift für Pilzkunde. Available at: http://www.univie.ac.at/oemykges/wp-content/uploads/2018/03/Krisai-Greilhuber_Neue_Seltene_OZP26_final.pdf [Accessed March 27, 2018]. 【R3-04978】2018/3/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ オーストリア新産種としてChloroscypha alutipesなど5種を報告した。 また、稀産種のPseudoplectania episphagnumを採集した。 その他にGanoderma valesiacumおよびPeziza proteana f. sparassioidesを掲載した。 （オーストリア新産種） Chloroscypha alutipes (W. Phillips) Dennis （オーストリア新産種） Clavaria flavostellifera Olariaga, Salcedo, P.P. Daniëls & Kautman. 【よく似た種との区別】 Clavaria flavipes 同所的に分布する（オーストリア） 形態的に類似している（識別が極めて困難） 本種と異なり担子胞子が球形～卵状 本種と異なり担子胞子表面が平滑 本種と異なり担子胞子が薄壁 （オーストリア新産種） Clavaria greletii Boud. （オーストリア新産種） Coprinus levisticolens E. Ludw. & P. Roux 【よく似た種との区別】 Coprinus comatus（ササクレヒトヨタケ） 本種と異なり傘中央部が帯褐色でない 本種と異なり傘表面の鱗片が帯褐色でない 本種より子実体の液化が速い 本種と異なり子実体にラベージあるいはマギーソースのような強い臭いがあるという特徴を欠く （その他掲載種） Ganoderma valesiacum Boud. ツガノマンネンタケ （オーストリア新産種） Musumecia bettlachensis Vizzini & Contu （その他掲載種） Peziza proteana f. sparassioides (Boud.) Korf （その他掲載種） Pseudoplectania episphagnum (J. Favre) M. Carbone, Agnello & P. Alvarado 【よく似た種との区別】 Pseudoplectania lignicola 中欧に分布する ミズゴケの上に生じることがある 本種と異なり子嚢胞子の片側ではなく全体が粘液質の鞘に覆われる 本種と異なり側糸がしばしば顕著に屈曲するのではなく直線状（ただし側糸に基づく識別には異論もある）