(仮訳)新種Berkleasmium crunisiaおよびその18S・28S rDNA配列解析に基づくプレオスポラ目との系統的類縁性
Pinnoi, A. et al., 2017. Berkleasmium crunisia sp. nov. and its phylogenetic affinities to the Pleosporales based on 18S and 28S rDNA sequence analyses. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15572536.2007.11832562 [Accessed June 9, 2022] 【R3-09585】2022/6/9投稿

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3行まとめ

タイ、サトゥーン県においてトウ属のヤシの腐朽葉軸に発生したアナモルフ菌の一種を検討し、Berkleasmium crunisiaとして新種記載した。
本種は同属他種とは、分生子がより大きく、”subtending cells”を有する点で異なっていた。
分子系統解析の結果、Berkleasmium属が単系統群でないことが示され、本新種はArthopyrenia salicisとクラスターを形成した。
Thailand, Satun, Khuan Ka Long

(新種)

Berkleasmium crunisia Pinnoi
語源…尾の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Berkleasmium inflatum
分生子柄が無色
分生子柄が棍棒形
本種より分生子が短い
本種と異なり”subtending cells”を欠く
Berkleasmium nigroapicale
分生子柄が無色
分生子柄が棍棒形
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり”subtending cells”を欠く
nrSSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Berkleasmium typhae
分生子柄が無色
分生子柄が棍棒形
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり”subtending cells”を欠く
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される