2023年4月22日 (仮訳)日本において地衣のCladonia reiに関連する担子菌酵母の生物多様性、および新種Microsporomyces cladoniophilusの記載 Nguyen, N-H. et al., 2023. Biodiversity of Basidiomycetous Yeasts Associated with Cladonia rei Lichen in Japan, with a Description of Microsporomyces cladoniophilus sp. nov. Journal of Fungi. Available at: https://www.mdpi.com/2309-608X/9/4/473 [Accessed April 22, 2023] 【R3-10534】2023/4/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 日本に広く分布する地衣の一種、Cladonia reiに関連する担子菌酵母の多様性をメタバーコーディングを含む複数手法を用いて調査した。 地衣内生菌として分離された一種をMicrosporomyces cladoniophilusとして新種記載した。 また、Lichenozyma pisutianaをMicrosporomyces属に移した。 千葉県君津市 (新種) Microsporomyces cladoniophilus N.H. Nguyen, P.T. Nguyen, Otake, Ayana Nagata, Imanishi & K. Shimizu 語源…ハナゴケ属を好む 【よく似た種との区別】 Microsporomyces bloemfonteninensis ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロース、グリセロール、D+ガラクトース、硝酸カリウム、L-リジンの資化能を欠く 本種と異なりメリビオース、D-メレジトース、イヌリン、D-リボース、DL-乳酸、コハク酸塩、イノシトールを資化可能 本種と異なりビタミン要求性を有するのではなく欠く 本種と異なりウレアーゼ試験陽性という特徴を欠く ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Microsporomyces pisutianus (Černajová and Škaloud) N.H. Nguyen, P.T. Nguyen, Imanishi & K. Shimizu 旧名:Lichenozyma pisutiana Černajová & Škaloud