(仮訳)庭園花卉のMaranta leuconeuraに葉枯病を引き起こすヘルミントスポリウム型の新種、Bipolaris marantae
Lourenço, CCG. et al., 2017. Bipolaris marantae sp. nov., A Novel Helminthosporoid Species Causing Foliage Blight of the Garden Plant Maranta leuconeura in Brazil. Mycobiology. Available at: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29138616 [Accessed January 26, 2018].
【R3-04795】2018/1/26投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオデジャネイロ州の庭園においてMaranta leuconeuraの葉に生じた菌を検討し、Bipolaris marantaeとして新種記載した。
本種は宿主の葉に病斑および葉枯症状を引き起こし、病原性は接種試験により確かめられた。
本種はITS+GAPDHに基づく分子系統解析で独自の系統を形成した。
Brazil, Rio de Janeiro, Gávea

(新種)

Bipolaris marantae J. L. Alves & R. W. Barreto
語源…クズウコン属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Bipolaris setariae
同じクズウコン科植物を宿主とする
ITS+GAPDHに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりブラジルではなく米国などに分布する
本種と異なりCalathea属植物が宿主として知られている
本種より分生子のサイズが小さい
ITS+GAPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bipolaris oryzae
ITS+GAPDHに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が淡褐色~暗褐色ではなく淡黄金褐色~黄金褐色
ITS+GAPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bipolaris panici-miliacei
ITS+GAPDHに基づく分子系統解析で近縁
ITS+GAPDHに基づく分子系統解析で明瞭に区別される