(仮訳)ビョウタケ目の新属新種Blastosporium persicolor
Zheng, H. et al., 2019. Blastosporium persicolor gen. et sp. nov., a new helotialean fungus. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/30798/ [Accessed April 30, 2019] 【R3-06176】2019/4/30投稿

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3行まとめ

中国福建省においてカビの生えたタバコの葉から分離された菌を検討し、新属新種Blastosporium persicolorとして記載した。
本種は分生子柄が分枝しないか疎らに分枝し、分生子形成細胞が単出芽または多出芽型で、分生子が無色単細胞であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でビョウタケ目の系統に含まれたが、科レベルの所属は未確定であった。
中国福建省廈門市

(新種)

Blastosporium persicolor Z. F. Yu & H. Zheng
語源…(属名)出芽する胞子/(種小名)杏色の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Acaromyces spp.
分生子柄が退化的
分生子形成様式が出芽型
分生子が単生するか鎖生する
分生子が無色
分生子が単細胞
Meira spp.
分生子柄が退化的
分生子形成様式が出芽型
分生子が単生するか鎖生する
分生子が無色
分生子が単細胞
Hyphozyma spp.
分生子柄が退化的
分生子が単生するか鎖生する
分生子が無色
分生子が単細胞
本種と異なり典型的には酵母状である
Tetracladium spp.
天然基質上で豊富に胞子を形成する
菌糸が無色
菌糸が分枝する
菌糸に隔壁を有する
コロニーが小さい
コロニーが淡黄色
ITS領域の塩基配列が類似している
本種と異なり分生子柄が分化分生子柄または半分化分生子柄という特徴を欠く
本種と異なり分生子形成細胞が単出芽型または多出芽型という特徴を欠く
本種と分生子のサイズが異なる
本種と分生子の形状が異なる
ITS領域の塩基配列が異なる