(仮訳)オーストラリア新産のヤマドリタケ
Catcheside, PS. & Catcheside, DEA., 2012. Boletus edulis (Boletaceae), a new record for Australia. Journal of the Adelaide Botanic Gardens. Available at: http://www.environment.sa.gov.au/files/3d167627-47b9-43ab-a1d4-a0bd00a98125/kb-gen-jabg-25-catcheside.pdf [Accessed March 27, 2014].
【R3-00545】2014/03/27投稿

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3行まとめ

ヤマドリタケは南アフリカとニュージーランドで移入種としての報告があったが、オーストラリアでも2007年に初めて、ヤマドリタケ類似の菌が確認された。
本種は南オーストラリア州、アデレード・ヒルズの高地に広く分布し、少なくとも3種の外国産樹種と共生関係にあると見られた。
形態学的検討およびITS領域の塩基配列に基づき、採集された菌が狭義のヤマドリタケに一致することが判明した。

(オーストラリア新産種)

Boletus edulis Bull.
ヤマドリタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Boletus aereus
同じヤマドリタケ節に含まれる
本種より傘の褐色が濃い
本種と異なり傘表面がビロード状
本種より柄の褐色が濃い
本種と異なり柄の網目がさび褐色
本種と異なり柄の半分未満ではなく全体に網目が広がる
Boletus reticulatus(ヤマドリタケモドキ)
同じヤマドリタケ節に含まれる
本種と異なり柄の半分未満ではなく全体に網目が広がる
Boletus pinophilus
同じヤマドリタケ節に含まれる
マツ属樹木と共生関係にある
本種と異なり傘表皮が厚いゼラチン質
本種と異なり傘表皮に幅広い末端要素を持つ