(仮訳)インド、シッキム州産の新種Boletus sharmae
Das, K. & Chakraborty, D. 2014. Boletus sharmae, a new species from Sikkim (India). Indian Journal of Plant Science. Available at: http://www.cibtech.org/J-Plant-Sciences/PUBLICATIONS/2014/Vol-3-No-1/JPS-03-007-%20KANAD-%20BOLETUS-%20SIKKIM.pdf [Accessed December 15, 2014].
【R3-01373】2014/12/15投稿

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3行まとめ

インド、シッキム州で採集された菌を検討し、Boletus sharmaeとして新種記載した。
本種は傘が赤褐色で表面が湿時粘性を有し、乾燥時ビロード状であること、管孔が帯黄色で孔口面が橙赤色であることなどで特徴づけられた。
本種の柄の上半分には赤色の網目状模様があり、基部が顕著に帯黄色であった。
India, Sikkim, North district, Dombang

(新種)

Boletus sharmae K. Das & D. Chakraborty
語源…インドの菌類相研究に貢献したJai Ram Sharmaに献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Boletus rubroflammeus
本種と異なりインドではなく北米に分布する
本種と異なり傘が永続的に濃い帯紫赤色~ワイン赤色
本種と異なり傘表面に粘性を欠く
本種と異なり傘表皮が決して毛状被にならず密に絡み合う圧着した菌糸からなる
Boletus frostii(タカネウラベニイロガワリ)
本種と異なりインドではなく北米に分布する
本種と異なり柄全体に顕著な粗い網目状模様を有する
本種より担子胞子が長い
Boletus vinaceobasis
本種と異なりインドではなく北米に分布する
本種と異なり常に柄の基部まで紫色を帯びる
Boletus luridus(ウラベニイロガワリ)
本種と異なりインドではなく北米に分布する
本種と柄の色が異なる(全体が黄色か、または本種と異なる組み合わせ赤色が混ざり、成熟すると青色または帯紫色となる)
本種より担子胞子が長い
Boletus rhodopurpureus
本種と異なりインドではなくヨーロッパに分布する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり柄が黄色の地色に紫赤色の網目状模様を有する
Boletus erythropus
インドに分布する
本種と異なり柄頂部が橙黄色
本種と異なり柄表面が決して網目状にならず顕著な細粉状
本種と異なり柄の基部に粗い剛毛を伴う
本種と異なり傘表皮の菌糸が絡み合う