(仮訳)イタリア産の新種Botryobasidium sassofratinoense
Bernicchia, A., Langer, G. & Gorjón, SP., 2010. Botryobasidium sassofratinoense sp. nov. (Cantharellales, Basidiomycota) from Italy. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000111/00000001/art00052 [Accessed November 5, 2014].
【R3-01254】2014/11/05投稿

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3行まとめ

イタリア北部、エミリア=ロマーニャ州でヨーロッパモミの材上に見出された菌を検討し、Botryobasidium sassofratinoenseとして新種記載した。
本種は子実体が平滑~クモの巣状または”hypochnoid”で、シスチジアおよびクランプを有することなどで特徴づけられた。
また、シスチジアを有するBotryobasidium属菌の検索表を掲載した。
Italia, Forlí-Cesena, Riserva Integrale di Sasso Fratino, loc. Rio Cullacce

(新種)

Botryobasidium sassofratinoense Bernicchia & G. Langer
語源…サッソフラティーノ産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Botryobasidium ansosum
針葉樹を宿主とする
シスチジアを有する
シスチジアに付着物を伴わない
クランプを常に有する
本種と異なりイタリアではなく北米に分布する
本種と異なり子実体が平滑~クモの巣状または”hypochnoid”ではなく”hypochnoid”~長軟毛状
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種よりシスチジアのサイズが大きい
Botryobasidium pilosellum
針葉樹を宿主とする
子実体が”hypochnoid”
シスチジアを有する
クランプを常に有する
本種と異なりイタリアではなくウクライナに分布する
本種より担子器の幅が狭い
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種よりシスチジアが長い
本種と異なりシスチジアに僅かに付着物を伴う
Botryobasidium baicalinum
シスチジアを有する
クランプを有する
本種と異なりシスチジアが非常に長い
本種と異なりシスチジアが単細胞ではなく2細胞からなる
本種と異なり厚壁胞子を形成する
Botryobasidium parvisetosum
シスチジアを有する
クランプを有する
本種と異なりシスチジアが非常に長い
本種と異なりシスチジアが単細胞ではなく2細胞からなる
本種と異なり厚壁胞子を形成する
Botryobasidium grandinioides
材を基質とする
シスチジアを有する
クランプを常に有する
本種と異なりイタリアではなくイランに分布する
本種と異なり子実体が平滑~クモの巣状または”hypochnoid”ではなく”grandinioid”~トゲ状
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種よりシスチジアのサイズが大きい
本種と異なりシスチジアに密に付着物を伴う