(仮訳)中国産の新種Botryosphaeria sinensia
Zhou, Y. et al., 2016. Botryosphaeria sinensia sp nov., a new species from China. Phytotaxa. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Ying_Zhang15/publication/291377143_Botryosphaeria_sinensia_sp_nov_a_new_species_from_China/links/56a86f7808ae0fd8b3fe8ef2.pdf [Accessed July 10, 2016].
【R3-03093】2016/07/10投稿

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3行まとめ

中国の河南省および北京市においてヤマナラシ属など複数属の植物の枝に発生した菌を検討し、Botryosphaeria sinensiaとして新種記載した。
本種は子嚢子座が破出性で子嚢果に孔口を有し、子嚢が棍棒形で8胞子性、子嚢胞子が無色紡錘形単細胞であることなどで特徴づけられた。
本種のアナモルフはFusicoccum属で、分生子は無色で1-2隔壁を有し、培養下でスペルマチアを形成した。
中国河南省濮陽市清豊県

(新種)

Botryosphaeria sinensia Y.P. Zhou, Y. Zhang ter
語源…中国の
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【よく似た種との区別】
Botryosphaeria dothidea
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくスイス、ポルトガルなどに分布する
本種と異なりクワ属、ヤマナラシ属、クルミ属などではなくサクラ属、ブドウ属植物など15科19属の植物を宿主とする
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種と異なり分生子が成熟時無色ではなく有色
本種よりスペルマチアの幅が狭い
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される