(仮訳)西オーストラリア産のユーカリを宿主とするBotryosphaeria属菌、および新種Fusicoccum macroclavatumの記載
Burgess, TI., Barber, PA. & Hardy, GESJ. 2005. Botryosphaeria spp. associated with eucalypts in Western Australia, including the description of Fusicoccum macroclavatum sp. nov. Australasian Plant Pathology. Available at: https://link.springer.com/article/10.1071/AP05073 [Accessed November 27, 2019] 【R3-06809】2019/11/27投稿

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3行まとめ

西オーストラリア州においてユーカリを宿主とするBotryosphaeria属菌の調査を実施し、147菌株を検討した。
Botryosphaeria australisB. parvaDichomera eucalyptiを同定したほか、Fusicoccum macroclavatumを新種記載した。
本新種は分生子が大型で、主に長棍棒形であることなどで特徴づけられ、4種のうち最も病原性が強く、在来の宿主から分離されなかったことから移入種と考えられた。
Australia, Western Australia, Denmark

(新種)

Fusicoccum macroclavatum T.I. Burgess, Barber & Hardy
語源…大型の棍棒形の(分生子の形態から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Botryosphaeria ribis
オーストラリアに分布する
同じユーカリを宿主とする
ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が長棍棒形~紡錘形ではなく楕円形または紡錘形
本種と異なりDichomera属シンアナモルフを有する
ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Botryosphaeria parva
同所的に分布する(オーストラリア)
同じユーカリを宿主とする
ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が長棍棒形~紡錘形ではなく楕円形または紡錘形
本種と異なりDichomera属シンアナモルフを有する
ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される