(仮訳)イタリアにおいてビワ罹病木に関連するボトリオスフェリア科菌類および新種Diplodia rosacearumの記載
Giambra, S. et al., 2016. Botryosphaeriaceae species associated with diseased loquat trees in Italy and description of Diplodia rosacearum sp. nov. Mycospehre. Available at: https://iris.unipa.it/handle/10447/219745 [Accessed August 8, 2018].
【R3-05381】2018/8/9投稿

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3行まとめ

イタリア、シチリア州の果樹園において胴枯病を引き起こしたビワから分離されたボトリオスフェリア科菌類を検討した。
以前トキワサンザシ属植物から分離されたものと同一の菌を検討し、Diplodia rosacearumとして新種記載した。
接種試験により、本新種に加えてNeofusicoccum parvumおよびD. seriataのビワに対する病原性を示した。
Italy, Sicily, S. Maria di Gesù

(新種)

Diplodia rosacearum S. Giambra, A. Alves, J. Armengol & S. Burruano
語源…バラ科の
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【よく似た種との区別】
Diplodia intermedia
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイタリア、スペイン、ブルガリアではなくポルトガルなどに分布する
本種と異なりトキワサンザシ属およびビワ属ではなくリンゴ属植物などを宿主とする
本種より分生子の平均サイズが小さい
ITS+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Neofusicoccum vitifusiforme (Van Niekerk & Crous) Crous, Slippers & A.J.L. Phillips
※ビワを本種の新宿主として報告した。
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