(仮訳)キトラ古墳および高松塚古墳で石壁から分離された針状定着菌はKendrickiella phycomycesと同定された
Kiyuna, T. et al., 2012. Bristle-like fungal colonizers on the stone walls of the Kitora and Takamatsuzuka Tumuli are identified as Kendrickiella phycomyces. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354012700621 [Accessed September 12, 2015].
【R3-02188】2015/09/12投稿

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3行まとめ

キトラ古墳および高松塚古墳において石表面のバイオフィルムや土壌、植物の根、空中などから分離された18菌株を検討し、Kendrickiella phycomycesと同定した。
本種は従来ユーロチウム目に含まれたが、分子系統解析の結果、それは明らかに誤りであり、Chaetomella属、Pilidium属などとの類縁性が示された。
分離株は漆喰の主成分である炭酸カルシウムを含むGYC培地で可溶性褐色色素産生能および炭酸カルシウム溶解能を示した。

(その他掲載種)

Kendrickiella phycomyces (Auersw.) K. Jacobs & M.J. Wingf.
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