(仮訳)ブラジル産のヤシ生息菌の新種、Brunneiapiospora brasiliensis
Vitoria, NS. et al., 2012. Brunneiapiospora brasiliensis sp. nov. (Clypeosphaeriaceae) on palms from Brazil. Nova Hedwigia. Available at: https://www.schweizerbart.de/papers/nova_hedwigia/detail/94/76944/Brunneiapiospora_brasiliensis_sp_nov_Clypeosphaeriaceae_on_palms_from_Brazil [Accessed October 4, 2018].
【R3-05549】2018/10/4投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

ブラジルにおいてギニアアブラヤシおよびアサイーの枯れた葉軸に生じた菌を検討し、Brunneiapiospora brasiliensisとして新種記載した。
本種は子嚢胞子に鞘を伴わず、成熟時狭窄することなどで特徴づけられ、同属他種とは子嚢果や子嚢胞子のサイズなどが異なっていた。
また、Brunneiapiospora属全種の検索表および形質比較表を掲載した。
Brazil, Pernambuco, Recife, Parque Estadual Dois Irmãos

(新種)

Brunneiapiospora brasiliensis N.S. Vitoria, M.A.Q. Cavalcanti, K.D. Hyde & J.L. Bezerra
語源…ブラジル産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Brunneiaspiospora deightoniella
同じアブラヤシ属植物を宿主とする
子嚢胞子が偏等2細胞胞子である
子嚢胞子に顕著な粘液質の鞘を伴わない
本種と異なりブラジルではなくシエラレオネ、タンガニーカなどに分布する
本種より子嚢果のサイズがずっと大きい
本種と異なり子嚢胞子が頂部は未熟時無色で成熟時褐色、基部細胞は無色~淡褐色なのではなく、頂部細胞は褐色で基部細胞はごく淡い褐色
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい
本種より子嚢胞子基部の細胞のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子基部の細胞が成熟時狭窄するという特徴を欠く
Brunneiaspiospora aequatoriensis
同じヤシ科植物を宿主とする
子嚢胞子が偏等2細胞胞子である
子嚢胞子に顕著な粘液質の鞘を伴わない
本種と異なりブラジルではなくエクアドルなどに分布する
本種と異なりアブラヤシおよびアサイーではなくウスバヒメヤシ属植物などを宿主とする
本種より子嚢が長い
本種より子嚢の幅が狭い
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子が頂部は未熟時無色で成熟時褐色、基部細胞は無色~淡褐色なのではなく褐色
本種と異なり子嚢胞子に鞘を伴わないのではなく分離する鞘を伴う