(仮訳)インド産の新種の地衣、Bunodophoron awasthii
Sinha, GP. & Jagadeesh Ram, TAM. 2022. Bunodophoron awasthii, a new lichen species from India. Cryptogam Biodiversity and Assessment. Available at: https://www.cbaj.in/index.php/journal/article/download/227/72 [Accessed November 4, 2022] 【R3-10027】2022/11/4投稿

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3行まとめ

インド、ヒマラヤ東部の原生林において倒木の幹に発生した地衣の一種を検討し、Bunodophoron awasthiiとして新種記載した。
本種は地衣体が直立して盛んに分枝・吻合し、子器が末端あるいは次端生で無色~帯褐灰色、地衣成分としてスフェロスフォリンおよびスチクチン酸複合体を含むことなどで特徴づけられた。
本種は同属他種とは地衣体の形状や子嚢胞子のサイズ、地衣成分などが異なっていた。
India, West Bengal, Darjeeling District, Neora Valley National Park, Neora riverine forest

(新種)

Bunodophoron awasthii G.P. Sinha & Jagad. Ram
語源…インドの地衣学者、Dharani Dhar Awasthi博士に献名
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【よく似た種との区別】
Bunodophoron formosanum(タイワンサンゴゴケ)
地衣体が盛んに分枝する
地衣体が中実
地衣成分としてスチクチン酸複合体を含む
本種と異なり地衣体が短円筒形
本種と異なり裂芽状である
本種と異なり子器が末端あるいは次端生ではなく末端生
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり地衣成分としてノルスチクチン酸を含む
Bunodophoron australe
地衣体の外観が類似している
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種より粉子のサイズが大きい
本種と異なり地衣成分としてプラコジオール酸およびノルスチクチン酸を含む