(仮訳)新規の嫌気性菌、新属新種Buwchfawromyces eastonii
Callaghan, TM. et al., 2015, Buwchfawromyces eastonii gen. nov., sp. nov: a new anaerobic fungus. MycoKeys. Available at: http://cadair.aber.ac.uk/dspace/handle/2160/29435 [Accessed June 9, 2015].
【R3-01905】2015/06/10投稿

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3行まとめ

ウェスト・ウェールズにおいてバッファローの糞から分離された絶対嫌気性菌を検討し、新属新種Buwchfawromyces eastoniiとして記載した。
本種はのちに、同地域のヒツジ、ウマ、およびウシの糞からも分離された。
本属は分子系統解析で独自の系統を形成し、系統的に近縁なAnaeromyces属菌とは菌体が単心性である点などが異なっていた。
Panthwylog Farm, Llanon, Ceredigion, Wales

(新種)

Buwchfawromyces eastonii Callaghan, Tony & G.W. Griff.
語源…(属名)ウェールズ語で「大きな牛」を意味する”buwch fawr”+菌/(種小名)本種を分離したGary Easton氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Piromyces spp.
形態的に類似している
ITS1およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS1およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Piromyces spiralis
形態的に類似している
遊走子嚢柄が膨大する
仮根がねじれる
Piromyces mae
ウマを宿主とする
形態的に類似している
遊走子嚢柄が膨大する
本種と異なり遊走子嚢頂部に突起を有する
Anaeromyces mucronatus
遊走子嚢柄が膨大する
ITS1およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり菌体が単心性ではなく多心性
本種と異なり遊走子嚢頂部に突起を有する
ITS1およびD1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される