(仮訳)Bos indicusから分離されたルーメン菌の新種、Caecomyces sympodialis
Chen, Y-C. et al., 2007. Caecomyces sympodialis sp. nov., a new rumen fungus isolated from Bos indicus. Mycologia. Available at: https://doi.org/10.1080/15572536.2007.11832607 [Accessed November 26, 2018] 【R3-05710】2018/11/26投稿

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3行まとめ

Bos indicusから分離された嫌気性ルーメン菌の一種を検討し、Caecomyces sympodialisとして新種記載した。
本種は遊走子嚢柄が分枝せず管状で、シンポジオ状に複数の遊走子嚢を形成することなどで特徴づけられた。
ネオカリマスティクス科の属およびCaecomyces属の種に対する検索表を掲載した。
台湾

(新種)

Caecomyces sympodialis Chen, Tsai & Chien
語源…シンポジオ状の
※本種のタイプロカリティは論文中に記載されていないが、Index fungorumの記載より台湾とした。
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Caecomyces communis
仮根が塊茎状
遊走子の鞭毛が1本
nrSSU+ITS1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり遊走子嚢柄が長いのではなく短い
本種と異なり遊走子嚢がシンポジオ状という特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢の数が4を超えるのではなく時に2-4
nrSSU+ITS1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Caecomyces equi
仮根が塊茎状
遊走子の鞭毛が1本
本種と異なり遊走子嚢柄が長いのではなく短い
本種と異なり遊走子嚢がシンポジオ状という特徴を欠く
本種と異なり遊走子嚢の数が4を超えるのではなく単一
Cyllamyces aberensis
遊走子嚢柄が長い
球形のホルドファストを有する
nrSSU+ITS1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり遊走子嚢柄が分枝しないという特徴を欠く
本種と異なり仮根を欠く
nrSSU+ITS1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される