(仮訳)新組み合わせCalogaya miniataおよびHuneckia crocinaWetmoreana brouardiiの新熱帯における新記録
Wilk, K. 2021. Calogaya miniata comb. nov., Huneckia crocina comb. nov., and new neotropical records of Wetmoreana brouardii. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2021/00000136/00000002/art00006 [Accessed September 13, 2021] 【R3-08776】2021/9/13投稿

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3行まとめ

従来広義のCaloplaca属に置かれていた2種の地衣について、それぞれ新組み合わせCalogaya miniataHuneckia crocinaを提唱した。
両種の分子系統樹を作成したほか、C. miniataの命名法上の解釈を記述した。
また、Wetmoreana brouardiiをチリ、コロンビア、ペルー、およびウルグアイ新産種として報告した。

(新組み合わせ)

Calogaya miniata (Hoffm.) Wilk & Lücking
旧名:Lobaria miniata (Hoffm.) Hoffm.
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(新組み合わせ)

Huneckia crocina (Kremp.) Wilk
旧名:Caloplaca crocina (Kremp.) Wilk & R. Vargas
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(チリ、ペルー、コロンビア、ウルグアイ新産種)

Wetmoreana brouardii (B. de Lesd.) Wilk & Søchting
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【よく似た種との区別】
Caloplaca ochraceofulva
南米およびアラビア半島に分布する
珪質岩に生じる
形態的に類似している(しばしば誤同定される)
子嚢胞子のサイズの範囲が重なる
子嚢胞子の隔壁の幅の範囲が重なる
本種と異なり石灰岩に生じることがある
本種と異なり地衣体が薄いのではなく厚い
本種と異なり地衣体が帯赤色ではなく黄橙色
本種より裂片が厚い
本種と異なり栄養生殖の散布体を葉央ではなく葉縁に生じる
本種と異なりパピラを生じない
本種と異なり裂芽を生じる
本種と異なり粉子器が稀ではなく普通
本種より粉子が短い
本種と異なり粉子が長桿形ではなく短桿形あるいは卵状
本種と異なり皮層細胞のルーメンが丸いのではなく細長い
本種と異なり”cortex cones”が欠くか不明瞭なのではなく顕著である
本種と異なり藻類層が連続的ではなく不連続あるいは顕著な集まりをなす
本種と異なり髄層が薄いのではなく厚い
本種と異なり髄層の藻類層からの分離が不明瞭ではなく顕著
本種と異なり蓚酸カルシウム結晶を含む