2014年7月24日 (仮訳)ブラジルの半乾燥地域産の腹菌類の新種Calvatia nodulata Alfredo, D. da S., Rodrigues, ACM., Baseia, IG. 2014. Calvatia nodulata, a New Gasteroid Fungus from Brazilian Semiarid Region. Journal of Mycology. Available at: http://downloads.hindawi.com/journals/jmy/aip/697602.pdf [Accessed July 23, 2014]. 【R3-00934】2014/07/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルの半乾燥地域にある熱帯雨林で見出された腹菌を、Calvatia nodulataとして新種記載した。 本種は子実体が洋梨形~洋独楽形で、外皮が粒状または毛に覆われて永続性ではなく、無性基部が成熟時中空になることなどで特徴づけられた。 光学顕微鏡および走査型電子顕微鏡による観察では、点状装飾のある担子胞子や結節状の細毛体などで特徴づけられた。 Brazil, Paraiba: Areia, Reserva Ecológica Estadual Mata do Pau-Ferro (新種) Calvatia nodulata Alfredo & Baseia 語源…小結節のある(細毛体の形態から) 【よく似た種との区別】 Calvatia rosacea 担子胞子の装飾が基部が溝により連結する微細な疣状で類似している 本種と異なり外皮がオリーブ褐色~褐色ではなく桃色 本種と異なり外皮が粒状または毛に覆われるのではなく糠状 本種と異なり無性基部が発達し、成熟すると中空になるという特徴を欠く 本種と異なり無性基部が小室に分かれる 本種と異なり外皮が類球形~楕円形の細胞からなるという特徴を欠く 本種と異なり細毛体が結節状ではなく平滑 本種と異なり内皮の菌糸がデキストリノイド Calvatia pallida 子実体のサイズが類似している 担子胞子の装飾が類似している Calvatia depressa 子実体のサイズが類似している 担子胞子の装飾が類似している Calvatia rugosa ブラジルに分布する 担子胞子の装飾が類似している Calvatia guzmanii 本種と異なり外皮が粒状または毛に覆われるのではなく顕著なトゲ状 本種と異なり内皮が平滑 本種と異なり無性基部が永続性でない 本種と異なり細毛体が結節状ではなく平滑で多数の孔を有する Calvatia cyathiformis ブラジルに分布する 半乾燥地域に分布する 無性基部が発達する 本種と異なりグレバが粉状 本種と異なり担子胞子が無色~淡色ではなく成熟すると帯紫褐色になる 本種と異なり担子胞子の装飾が点状ではなくトゲ状 本種と異なり細毛体が結節状ではなく平滑で多数の孔を有する Calvatia sporocristata 担子胞子の形状が細長く非常に類似している 本種と異なり担子胞子が類卵形~アンプル形ではなく扁桃形~楕円形 本種と異なり担子胞子の装飾が点状ではなくとさか状 本種と異なり内皮の菌糸がデキストリノイド 本種と異なり細毛体が結節状ではなく平滑 Calvatia oblongispora 担子胞子の形状が細長く非常に類似している 本種と異なり外皮が2層からなる 本種と異なり担子胞子が類卵形~アンプル形ではなく円筒状楕円形 本種と異なり担子胞子の装飾が点状ではなく並んだとさか状 本種と異なり細毛体が結節状ではなく平滑で様々なサイズの孔を有する Calvatia ochrogleba 本種と異なり無性基部の組織が青色を帯びる 本種と異なりグレバが容易には小室に分かれない 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が類卵形~アンプル形ではなく球形