2016年11月26日 (仮訳)エクアドル・アマゾンのジャングルにおいて分離された子嚢菌酵母の新種、Candida carvajalis James, SA. et al., 2009. Candida carvajalis sp. nov., an ascomycetous yeast species from the Ecuadorian Amazon jungle. FEMS Yeast Research. Available at: http://femsyr.oxfordjournals.org/content/9/5/784.abstract [Accessed November 25, 2016]. 【R3-03510】2016/11/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ エクアドル・アマゾンの熱帯雨林において腐朽材および落葉残渣から分離された酵母の一種を検討し、Candida carvajalisとして新種記載した。 本種は同属の3種および2未記載種と系統的に近縁であり、ともにClavisporaクレードに含まれた。 本種は50%グルコース添加培地で生育可能である点などで近縁種と区別された。 Dayuma, Orellana, Ecuador (新種) Candida carvajalis S.A. James, E.J. Carvajal, C.J. Bond, K. Cross, N.C. Núñez, Portero & I.N. Roberts 語源…Enrique Carvajal氏に献名 【よく似た種との区別】 Candida asparagi D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエクアドルではなく中国などに分布する 本種と異なり腐朽材および落葉残渣ではなくAsparagus filicinusの果実などから分離される 本種と異なりガラクトースを発酵可能 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度95.3%、15塩基の置換、10塩基のインデル) Candida fructus D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエクアドルではなく日本などに分布する 本種と異なり腐朽材および落葉残渣ではなくバナナなどから分離される 本種と異なりD-グルコサミンを資化可能 本種と異なりスクロース、ガラクトース、マルトース、メリジトース、セロビオース、サリシン、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度94.8%、19塩基の置換、9塩基のインデル) Candida musae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりエクアドルではなく日本などに分布する 本種と異なり腐朽材および落葉残渣ではなくバナナなどから分離される 本種と異なりD-グルコサミンを資化可能 本種と異なりスクロース、ガラクトース、マルトース、メリジトース、セロビオース、サリシン、D-グルコサミンを資化不能 本種と異なり50%グルコース添加培地で生育不能 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(類似度94.8%、19塩基の置換、9塩基のインデル)