(仮訳)エクアドルの離れた2地域から見出された新種Candida ecuadorensis
James, SA. et al., 2013. Candida ecuadorensis sp. nov., an ascomycetous yeast species found in two separate regions of Ecuador. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. …. Available at: http://ijs.sgmjournals.org/content/63/Pt_1/393.short [Accessed March 7, 2015].
【R3-01618】2015/03/07投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

エクアドルのオレリャーナ県およびボリーバル県において牛糞肥料および腐朽材から分離された酵母を検討した。
分子系統解析の結果および生理学的特性を基に、本種をCandida ecuadorensisとして新種記載した。
本種はタイのマングローブ林から記載されたC. suratensisと最も近縁であったが、発酵能や資化能などで区別された。
Guaranda, Bolívar province, Ecuador

(新種)

Candida ecuadorensis ‘S.A. James’
語源…エクアドル産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Candida suratensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエクアドルではなくタイに分布する
本種と異なり牛糞および腐朽材ではなく水中に沈んだ腐朽葉から分離される
本種と異なりガラクトース、トレハロースを発酵可能
本種と異なりラフィノースを発酵不能
本種と異なりD-アラビノースを資化可能
本種と異なりマルトース、セロビオース、L-ラムノース、エタノールを資化不能
本種と異なり0.01%シクロヘキシミド添加培地で生育不能
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(8.5%の差異、38塩基の置換と2塩基のインデル)