2017年4月17日 （仮訳）タイにおいて分離されたPichia nakazawae近縁の子嚢菌酵母の新種、Candida kanchanaburiensis Nakase, T. et al., 2008. Candida kanchanaburiensis sp. nov., a new ascomycetous yeast species related to Pichia nakazawae isolated in Thailand. The Journal of General and Applied Microbiology. Available at: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgam/54/5/54_5_259/_article/-char/ja/ [Accessed April 17, 2017]. 【R3-03940】2017/04/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ タイにおいてCoprinus属菌の子実体およびグァバの腐朽果実から分離された酵母の一種を検討し、Candida kanchanaburiensisとして新種記載した。 本種は分子系統解析でPichia nakazawaeなどに近縁であったが、子嚢胞子の形成は認めなかった。 本種はP. nakazawaeと異なり2-ケトグルコン酸およびL-リシンを資化可能であり、水溶性デンプンを資化不能であった。 Tong Pha Phum, Kanchanaburi Pref., western Thailand （新種） Candida kanchanaburiensis Nakase, Jindamorakot, Ninomiya, Imanishi, Kawasaki & Potacharoen 語源…カーンチャナブリー産の 【よく似た種との区別】 Pichia nakazawae D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり水溶性デンプンを資化可能 本種と異なり2-ケトグルコン酸およびL-リシンを資化不能 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される（13塩基[2.5%]の差異） Pichia nakazawae var. akitaensis D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される（12塩基[2.3%]の差異） Pichia philogaea D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される（15塩基[2.8%]の差異）