2022年11月26日 (仮訳)パキスタン、パンジャーブ州産の新種、Candolleomyces asiaticus Asif, M. et al., 2022. Candolleomyces asiaticus sp. nov. (Psathyrellaceae, Agaricales), a novel species from Punjab, Pakistan. European Journal of Taxonomy. Available at: https://europeanjournaloftaxonomy.eu/index.php/ejt/article/view/1845 [Accessed November 26, 2022] 【R3-10095】2022/11/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、パンジャーブ州の2ヶ所で採集された菌を検討し、Candolleomyces asiaticusとして新種記載した。 Candolleomyces属菌のパキスタンからの記録は初となった。 本種は担子胞子が楕円形~長楕円形で不明瞭な発芽孔を有し、縁シスチジアが瓶形~小嚢形であり、側・傘・柄シスチジアを欠き、クランプを有することなどで特徴づけられた。 Pakistan, Punjab Province, Haroonabad City, District Bahawalnagar (新種) Candolleomyces asiaticus M.Asif, A.Izhar, Niazi & Khalid 語源…アジアの 【よく似た種との区別】 Candolleomyces cacao 担子胞子のQ値の範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国、サントメ・プリンシペなどに分布する 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり傘が凸形~広凸形 本種と異なり内被膜を有するのではなく欠く 本種と異なり被膜が類白色でない 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子の発芽孔が不明瞭ではなく欠く 本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candolleomyces subcacao アジアに分布する 被膜が早落性 被膜が類白色 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種より担子胞子の幅が狭い 本種より担子胞子のQ値上限が大きい 本種と異なり担子胞子の発芽孔が不明瞭ではなく欠く 本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Candolleomyces sulcatotuberculosus アジアに分布する 被膜を有する 担子胞子のQ値の範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくイタリア、中国、ドイツなどに分布する 本種と異なり被膜が類白色ではなく白色 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり担子胞子の発芽孔が不明瞭ではなく不明瞭または欠く 本種と異なり柄シスチジアを欠くのではなく有する ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される