(仮訳)ブラジル南部産のペルラトリン酸を含有するウメノキゴケ科の新種、Canoparmelia pustulifera
Benatti, MN. et al., 2017. Canoparmelia pustulifera, a new species of Parmeliaceae containing perlatolic acid from Southern Brazil. Iheringia. Série botânica. Available at: https://isb.emnuvens.com.br/iheringia/article/view/430 [Accessed January 18, 2018].
【R3-04770】2018/1/18投稿

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3行まとめ

ブラジル、リオグランデ・ド・スル州で採集された地衣の一種を検討し、Canoparmelia pustuliferaとして新種記載した。
本種は崖の多い中程度に開けた場所において、樹皮上に発生していた。
本種は地衣体下面が黒色で、不規則形で粉芽化するパスチュールを有し、ペルラトリン酸、アトラノリン、および未知成分を含むことなどで特徴づけられた。
Brazil, Rio Grande do Sul, Viamão, Parque Estadual do Itapuã vicinity, Sítio Pedacinho do Morro

(新種)

Canoparmelia pustulifera Benatti, S.M. Martins, Vos & Holt
語源…パスチュールを有する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Canoparmelia albomaculata
ブラジルに分布する
パスチュールの位置が類似している
髄層の地衣成分が類似している
本種と異なり地衣体下面が黒色で縁部が褐色なのではなく全体が淡褐色で時に暗褐色の斑点を生じる
本種より裂片が二叉分岐する
本種と異なり裂片が帯黒色に縁取られる
本種と異なり裂片縁部に小裂片を欠く
本種と異なりパスチュールが葉央にも生じるという特徴を欠く
本種よりパスチュールのサイズが大きい
本種と異なりパスチュールが珊瑚状あるいは”polisidiangia”となる
本種と異なりパスチュールが粉芽化することが稀
本種と異なりパスチュールの粉芽化が基部から全体的に起こるのではなく頂部で起こる
本種と異なり偽根が不規則な集まりをなすのではなく疎らではあるが一様に分布する
Canoparmelia caroliniana
地衣体下面が黒色で縁部が褐色
髄層の地衣成分が類似している
本種と異なり地衣体下面に不規則に分布する褐色の斑点を生じることがある
本種と異なりパスチュールを欠く
本種と異なり裂芽を有する