2018年8月20日 (仮訳)分子および形態学的解析により支持された米国中西部産の黄色のアンズタケの新種、Cantharellus chicagoensis Leacock, PR. et al., 2016. Cantharellus chicagoensis sp. nov. is supported by molecular and morphological analysis as a new yellow chanterelle in midwestern United States. Mycologia. Available at: https://doi.org/10.3852/15-230 [Accessed August 20, 2018]. 【R3-05416】2018/8/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国イリノイ州を中心に採集された菌を検討し、Cantharellus chicagoensisとして新種記載した。 本種は局所的には普通種であり、傘縁部が未熟時に帯緑黄色、成熟時中央部が小鱗片状、胞子紋が黄色であり、芳香を欠くことなどで特徴づけられた。 分子系統解析の結果、シカゴ地域には本新種を含むC. cibariusグループの菌が5種存在することが示された。 United States, Illinois, Cook County, Westchester, Bemis Woods North (新種) Cantharellus chicagoensis Leacock, J. Riddell, Rui Zhang & G.M. Muell. 語源…シカゴ産の 【よく似た種との区別】 Cantharellus flavus 米国に分布する 同じコナラ属植物を宿主とする ITS2、nrLSU、EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体の臭いが温和ではなくアンズ臭あるいは果実臭がある 本種より担子胞子のサイズがやや大きい ITS2、nrLSU、EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cantharellus phasmatis 米国に分布する 同じコナラ属植物を宿主とする ITS2、nrLSU、EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体の臭いが温和ではなくアンズ臭あるいは果実臭がある 本種より担子胞子のサイズがやや大きい ITS2、nrLSU、EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Cantharellus spectaculus 米国に分布する 同じコナラ属植物を宿主とする ITS2、nrLSU、EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズがやや大きい ITS2、nrLSU、EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される