2017年5月21日 (仮訳)新種Capronia muriformisおよびCapronia属の2新組み合わせ Friebes, G., 2011. Capronia muriformis spec. nov. and two new combinations in the genus Capronia (Ascomycota). Ascomycete.org. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Gernot_Friebes/publication/292918955_Capronia_muriformis_spec_nov_and_two_new_combinations_in_the_genus_Capronia_Ascomycota/links/56b1e06708ae56d7b06c53b0/Capronia-muriformis-spec-nov-and-two-new-combinations-in-the-genus-Capronia-Ascomycota.pdf [Accessed May 21, 2017]. 【R3-04042】2017/05/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ オーストリア、シュタイアーマルク州の森林において樹皮の剥がれたコナラ属植物の材に生じた菌を検討し、Capronia muriformisとして新種記載した。 本種は子嚢果が非崩壊性で剛毛状、子嚢胞子が暗褐色石垣状であることなどで特徴づけられた。 また、新組み合わせC. castlerockiiおよびC. vagaを提唱した。 Austria, Styria, district of Hartberg, near Schloss Herberstein, Buchberg (新種) Capronia muriformis Friebes 語源…石垣状の(子嚢胞子の隔壁から) 【よく似た種との区別】 Capronia acutiseta 子嚢が8胞子性のことがある 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子が石垣状 本種と異なりオーストリアではなくドイツなどに分布する 本種と異なりQuercus petraeaではなくCorylus avellanaなどを宿主とする 本種と異なり子嚢果の全体ではなく上半分のみが剛毛に覆われる 本種と異なり子嚢が(5)8胞子性ではなく3-8胞子性 本種と異なり子嚢胞子が初め無色で成熟すると暗褐色なのではなく初め無色で成熟すると淡い帯緑色または帯黄褐色 本種と異なり子嚢胞子にしばしば顕著な”middle septum”を有するという特徴を欠く 本種より子嚢果の剛毛が比較的短い (新組み合わせ) Capronia castlerockii (Subhedar & V.G. Rao) Friebes 旧名:Berlesiella castlerockii Subhedar & V.G. Rao 【よく似た種との区別】 Capronia glabra 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい (新組み合わせ) Capronia vaga (Rehm) Friebes 旧名:Dictyotrichiella vaga (Rehm) Remler(基礎異名はTeichospora vaga Rehm)