(仮訳)ボリビア産の地衣生菌の新種、Capronia paranectrioides
Etayo, J., Flakus, A. & Kukwa, M., 2013. Capronia paranectrioides (Herpotrichiellaceae, Ascomycota), a new lichenicolous fungus from Bolivia. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282913000315 [Accessed May 6, 2014].
【R3-00689】2014/05/07投稿

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3行まとめ

ボリビアでErioderma leylandiiの地衣体に発生した菌を、Capronia paranectrioidesとして新種記載した。
本種は類球形~樽形の被子器を形成し、子嚢胞子は淡褐色で類石垣状、両端に尾状の付属糸を持つことなどで特徴づけられた。
本種は、本属菌としては唯一、子嚢胞子の頂部に長い付属糸を持つ種であり、ヌマジリゴケ属地衣に生じる初の種でもあった。
Bolivia, Dept. La Paz, Nor Yungas Province, Parque Nacional y Área Natural de Manejo Integrado

(新種)

Capronia paranectrioides Etayo, Flakus & Kukwa
語源…Paranectria属に似た(子嚢胞子の形態から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Capronia leopoldiana
地衣生菌である
子実層のゼラチン質がアミロイド
本種と異なり子嚢胞子の両端に尾状の付属糸を欠く
Capronia thamnoliae
地衣生菌である
子実層のゼラチン質がアミロイド
本種と異なり子嚢胞子の両端に尾状の付属糸を欠く
Paranectria spp.
子嚢胞子の形態が類似している
本種と異なり殻皮が褐色~暗褐色ではなく帯桃色~橙色
本種と異なり子嚢胞子が淡褐色ではなく無色