2019年8月21日 (仮訳)ベネズエラにおいてユーカリの木から分離された広義C. fimbriata複合種の新種、Ceratocystis fimbriatomima Van Wyk, M. et al., 2009. Ceratocystis fimbriatomima, a new species in the C. fimbriata sensu lato complex isolated from Eucalyptus trees in Venezuela. Fungal Diversity. Available at: https://repository.up.ac.za/handle/2263/13432 [Accessed August 21, 2019] 【R3-06514】2019/8/21投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ベネズエラにおいてユーカリの切り株に発生した菌を検討し、Ceratocystis fimbriatomimaとして新種記載した。 本種は広義C. fimbriata複合種に含まれ、そのいずれの種とも形態的・系統的に異なっていた。 本種はC. fimbriataと形態的に類似しており、両種は二次分生子柄および二次分生子を形成しない点で共通していた。 Venezuela, Acarigua, Portuguesa State (新種) Ceratocystis fimbriatomima M. van Wyk & M.J. Wingf. 語源…Ceratocystis fimbriataを真似る(形態的に類似することから) 【よく似た種との区別】 Ceratocystis fimbriata 同じ広義Ceratocystis fimbriata複合種に含まれる フレア状の二次フィアライドを形成しない 二次分生子を形成しない ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベネズエラではなく米国、パプアニューギニアなどに分布する 本種と異なりユーカリではなくサツマイモなどを宿主とする 本種より子嚢果孔口の菌糸が短い 本種より子嚢胞子がずっと長い 本種より一次分生子柄が短い ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis manginecans ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベネズエラではなくオマーンなどに分布する 本種と異なりユーカリではなくマンゴーやマンゴーに生息する甲虫などから分離される ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis atrox 同じ広義Ceratocystis fimbriata複合種に含まれる ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベネズエラではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なり昆虫のPhoracantha acanthoceraとの関係が知られている ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis pirilliformis 同じ広義Ceratocystis fimbriata複合種に含まれる 同じユーカリ属植物を宿主とする ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベネズエラではなくオーストラリア、南アフリカなどに分布する 本種と異なり子嚢果基部が球形ではなく洋梨形 ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Ceratocystis neglecta 同じ広義Ceratocystis fimbriata複合種に含まれる 同じユーカリ属植物を宿主とする ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりベネズエラではなくコロンビアなどに分布する 本種より子嚢果頸部が短い 本種より一次分生子柄が長い 本種と異なり二次分生子柄を形成する 本種と異なり二次分生子を形成する ITS+β-チューブリン+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される