(仮訳)グレート・スモーキー山脈国立公園産の核菌の新種、Cercophora rubrotuberculata
Miller, AN., Mugambi, GK. & Huhndorf, SM. 2007. Cercophora rubrotuberculata sp. nov., a new pyrenomycete from the Great Smoky Mountains National Park. Mycologia. Available at: https://doi.org/10.1080/15572536.2007.11832574 [Accessed November 25, 2018] 【R3-05706】2018/11/25投稿

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3行まとめ

米国、グレート・スモーキー山脈国立公園において採集された材生息性の核菌の一種を検討し、Cercophora rubrotuberculataとして新種記載した。
本種は子嚢殻が表在性で帯赤色の瘤に覆われ、子嚢胞子が褐色の膨らんだ頂部細胞と無色の長い基部細胞からなることなどで特徴づけられた。
本種はCercophora属において帯赤色あるいは瘤状の子嚢殻を有する稀な例であった。
United States, North Carolina, Haywood County, Great Smoky Mountains National Park, Big Creek, Big Creek Trail

(新種)

Cercophora rubrotuberculata A.N. Mill., Mugambi & Huhndorf
語源…赤色の瘤の(子嚢殻表面の装飾から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cercophora spirillospora
子嚢殻が帯赤色
本種と異なり材ではなくタケの稈などに発生する
本種と異なり子嚢殻表面が瘤状ではなく綿毛状
本種と異なり子囊果中心体が無色ではなく帯黄色
本種より子嚢胞子が短い
Cercophora citrina
子嚢殻が帯赤色
本種と異なり材ではなくゾウの糞などに発生する
本種と異なり子嚢殻表面が瘤状ではなく平滑
本種と異なり子囊果中心体が無色ではなく黄色
本種より子嚢胞子が長い
Cercophora ambigua
子嚢殻表面が瘤状
子嚢胞子から直接フィアライドを生じる
本種と異なり子嚢殻が帯赤色ではなく暗褐色~黒色
本種と異なり子嚢殻表面に疎らな剛毛を有する
Cercophora arenicola
子嚢殻表面が瘤状
本種と異なり子嚢殻が帯赤色ではなく暗褐色~黒色
本種と異なり子嚢殻表面に疎らな剛毛を有する
Cercophora atropurpurea
子嚢殻表面が瘤状
本種と異なり子嚢殻が帯赤色ではなく帯紫色
本種より子嚢胞子が短い