(仮訳)メキシコ産Agave tequilana var. azulの葉の病原菌の新種、Cercospora agavicola
Ayala-Escobar, V. et al., 2005. Cercospora agavicola – a new foliar pathogen of Agave tequilana var. azul from Mexico. Mycotaxon. Available at: https://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/93/93-115.html [Accessed April 13, 2021] 【R3-08319】2021/4/13投稿

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3行まとめ

メキシコ、グアナフアト州においてAgave tequilana var. azulの葉に生じた菌を検討し、Cercospora agavicolaとして新種記載した。
本種はITS配列データに基づき、C. apii複合種に近縁であることが示されたが、形態的にはかなり異なっていた。
接種試験により本種が斑点病の原因菌であることを確かめた。
Mexico, State of Guanajuato, Penjamo

(新種)

Cercospora agavicola Ayala-Escobar
語源…リュウゼツラン属に生息する
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cercospora fourcroyae
同じキジカクシ科植物を宿主とする
形態的に類似している
本種と異なりリュウゼツラン属ではなくFurcraea属、ユリズイセン属植物などを宿主とする
本種より分生子柄が長い
本種と異なり分生子が円筒形で先端がしばしば膨大するのではなく円筒状倒棍棒形で頂部が膨大しない
Cercospora floricola
同じキジカクシ科植物を宿主とする
本種と異なりリュウゼツラン属ではなくユッカ属植物などを宿主とする
本種より分生子柄が短い
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が円筒形で先端がしばしば膨大するのではなく円筒状倒棍棒形で頂部が膨大しない
本種と異なり分生子の隔壁数が(0-)3-8ではなく1-3(-5)
Cercospora haemanthi
形態的に類似している
本種と異なりリュウゼツラン属ではなくマユハケオモト属およびScadoxus属植物などを宿主とする
本種より分生子形成部位のサイズが大きい
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が円筒形で先端がしばしば膨大するのではなく倒棍棒状円筒形~類針形で頂部が膨大しない
Cercospora apii
ITS+EF+ACT+CAL+HISに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子座が非常に大型という特徴を欠く
本種と異なり分生子が円筒形で先端がしばしば膨大するという特徴を欠く
ITS+EF+ACT+CAL+HISに基づく分子系統解析で明瞭に区別される