(仮訳)インド産の葉生息性不完全糸状菌の新種、Cercosporidium ziziphus
Dubey, R. & Pandey, AK. 2011. Journal of Mycology and Plant Pathology. Available at: https://www.researchgate.net/publication/333080334_Cercosporidium_ziziphus_sp_nov_-_A_New_foliicolous_Hyphomycetes_from_India [Accessed November 2, 2021] 【R3-08928】2021/11/2投稿

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3行まとめ

インド、マディヤ・プラデーシュ州においてZiziphus mauritianaの葉に発生したアナモルフ菌の一種を検討し、Cercosporidium ziziphusとして新種記載した。
本種が感染した葉は辺縁部から中央に向かって急速に枯れ、両面に黒いビロード状の斑点を多数生じた。
本種は形態形質のほとんどが同属の既知種と異なっていた。
Manegaw, Jabalpur, India

(新種)

Cercosporidium ziziphus Rashm. Dubey & A.K. Pandey bis
語源…ナツメ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Cercosporidium ziziphi
インドに分布する
同じナツメ属植物を宿主とする
分生子柄が束状をなす
本種と異なりZiziphus mauritianaではなくナツメなどを宿主とする
本種と異なりコロニーが葉の上面および下面ではなく下面に生じる
本種と異なり子座の発達が良好ではなく貧弱
本種と異なり分生子柄が密な束状をなすという特徴を欠く
本種より分生子柄の最大長が長い
本種より分生子柄の幅が狭い
本種と異なり分生子柄が分枝しないのではなく分枝する
本種より分生子のサイズが小さい
本種と異なり分生子が淡褐色~褐色ではなく淡褐色
本種と異なり分生子が広紡錘形または倒棍棒形ではなく楕円形、舟形
Cercosporidium dalbergiicola
分生子柄が束状をなす
分生子表面が平滑
分生子の隔壁数が1-4でほとんどの場合3
本種と異なりコロニーが葉の上面および下面ではなく下面に生じる
本種と異なり子座を欠く
本種より分生子柄の最大長が長い
本種より分生子柄の幅が狭い
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が淡褐色~褐色ではなく淡褐色