(仮訳)中国産の耐冷性中温菌の新種、Chaetomium acropullum
Wang, X-W. & Zheng, R-Y. 2005. Chaetomium acropullum sp. nov. (Chaetomiaceae, Ascomycota), a new psychrotolerant mesophilic species from China. Nova Hedwigia. Available at: https://www.researchgate.net/publication/233574809_Chaetomium_acropullum_sp_nov_Chaetomiaceae_Ascomycota_a_new_psychrotolerant_mesophilic_species_from_China [Accessed January 8, 2022] 【R3-09127】2022/1/8投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国湖北省の庭園において土壌から分離された菌を検討し、Chaetomium acropullumとして新種記載した。
本種は子嚢果の頂部が暗色、基部が淡色であり、子嚢果の末端の毛がコイル状であることなどで特徴づけられた。
本種は最大生長温度が32°C、最小生長温度が約5°Cであり、耐冷性を示した。
中国湖北省神農架林区

(新種)

Chaetomium acropullum X. Wei Wang
語源…頂部が暗色の(子嚢果の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chaetomium thermophilum
子嚢の形状がやや類似している
子嚢胞子が類球形
子嚢胞子に僅かに突出した発芽孔を有する
本種と異なり耐冷菌ではなく好熱菌である
本種と異なり孔口を無色薄壁の細胞が囲む
本種と異なり末端の毛が屈曲性で多く分枝する
Chaetomium oblatum
子嚢胞子が扁平
末端の毛が規則的なコイル状である
本種と異なり子嚢が棍棒形
本種と異なり子嚢胞子に顕著な発芽孔を欠く
Chaetomium brasiliense
子嚢が円筒形
本種と異なり子嚢果頂部が暗色でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と子嚢胞子の形状が異なる
本種と異なりコロニーが暗色
Chaetomium mollicellum
子嚢が円筒形
本種と異なり子嚢果頂部が暗色でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と子嚢胞子の形状が異なる
本種と異なりコロニーが暗色
Chaetomium crispatum
子嚢が円筒形
本種と異なり子嚢果頂部が暗色でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と子嚢胞子の形状が異なる
本種より末端の毛の幅が広い
本種と異なり末端の毛が初め屈曲状
Chaetomium medusarum
子嚢が円筒形
本種と異なり子嚢果頂部が暗色でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と子嚢胞子の形状が異なる
本種より末端の毛の幅が広い
本種より末端の毛の分枝が幅狭い
本種と異なり末端の毛の分枝がコイル状
Chaetomium senegalense
子嚢が円筒形
本種と異なり子嚢果頂部が暗色でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なり子嚢胞子が長卵形または棍棒形
本種と異なり子嚢胞子の次端部に発芽孔を有する
Chaetomium uniapiculatum
子嚢が円筒形
本種と異なり子嚢果頂部が暗色でない
本種より子嚢胞子が長い
本種と子嚢胞子の形状が異なる