(仮訳)ポーランド産Chrysothrix candelarisの化学および形態、およびC. xanthinaの分類
Olszewska, S., Zwolicki, A. & Kukwa, M. 2014. Chemistry and morphology of Chrysothrix candelaris in Poland, with notes on the taxonomy of C. xanthina. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2014/00000128/00000001/art00023 [Accessed February 16, 2020] 【R3-07053】2020/2/16投稿

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3行まとめ

ポーランド産の広義のChrysothrix candelarisについて、形態および成分の変異、生息環境の要求性、地理的分布などを検討した。
本種の地衣成分には変異が認められたが、3つの化学型には分布、生息環境、粉芽様小粒のサイズなどに差異が認められなかったため、単一の分類群とみなされた。
小粒の測定値はC. xanthinaに類似しており、この種は半隠蔽種である可能性があった。

(その他掲載種)

Chrysothrix candelaris (L.) J.R. Laundon
コガネゴケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chrysothrix xanthina
同じオークなどを宿主とする
樹皮生地衣である
形態的に類似している(同種とする意見がある)
地衣体の小粒のサイズが類似することがある
地衣成分の変異の範囲が重なる
本種と異なりヨーロッパのみではなく熱帯域、亜熱帯域、北米温帯域などに分布する
本種と異なり日光や雨に曝される平滑な樹皮やフェンスポストで、しばしば富栄養の生息環境などに発生する
本種より地衣体の小粒のサイズが小さい
本種と異なり地衣成分としてピナストル酸を含む