(仮訳)トカゲの皮膚から分離された新属新種、Chlamydosauromyces punctatus
Sigler, L., Hambleton, S. & Paré, JA. 2002. Chlamydosauromyces punctatus gen. & sp. nov. (Onygenaceae) from the skin of a lizard. Studies in Mycology. Available at: https://www.researchgate.net/publication/289959431_Chlamydosauromyces_punctatus_gen_sp_nov_Onygenaceae_from_the_skin_of_a_lizard [Accessed October 17, 2022] 【R3-09973】2022/10/17投稿

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3行まとめ

米国カリフォルニア州の動物園で飼育されているエリマキトカゲの脱皮した皮膚から分離された菌を検討し、新属新種Chlamydosauromyces punctatusとして記載した。
本種は子嚢果が細い分枝する薄壁の菌糸からなり、子嚢胞子が点状で縁を有し、分節分生子を形成することなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析でホネタケ科クレードに含まれ、Renispora flavissimaと姉妹群を形成した。
USA, California, San Diego zoo

(新種)

Chlamydosauromyces punctatus Sigler, Hambleton & Paré
語源…(属名)エリマキトカゲ属の菌/(種小名)点状の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Renispora flavissima
子嚢果が細い菌糸からなる
子嚢胞子表面が点状
nrSSUに基づく分子系統解析で近縁(同じホネタケ科クレードに含まれる)
本種と異なり子嚢胞子が腎臓形
本種と異なり分生子が分節分生子ではなくアレウリオ型分生子である
nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Arachniotus spp.
子嚢果が分化に乏しい菌糸からなる
本種と子嚢胞子の形態が異なる
nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される(ホネタケ科ではなくジムノアスカス科クレードに含まれる)