(仮訳)ノルウェー西部産のHypoxylon vogesiacum特異的な菌寄生菌の新種、Chlorostroma vestlandicum
Nordén, B., Læssøe, T. & Jordal, JB. 2014. Chlorostroma vestlandicum sp. nov., a host-specific mycoparasite on Hypoxylon vogesiacum from western Norway. Karstenia. Available at: http://www.researchgate.net/publication/267510575_Chlorostroma_vestlandicum_sp._nov._a_host-specifi_c_mycoparasite_on_Hypoxylon_vogesiacum_from_western_Norway [Accessed November 28, 2014].
【R3-01323】2014/11/28投稿

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3行まとめ

ノルウェー西部においてニレ材上のHypoxylon vogesiacumの周囲に発生した菌を検討し、Chlorostroma vestlandicumとして新種記載した。
本種は内子座が顕著な橙色で、子嚢殻が小型であることなどで特徴づけられた。
宿主のH. vogesiacumがヨーロッパに広く分布するのに対して、本種の分布は狭く、気候要因などの制限を受けていると考えられた。
Norway, Møre og Romsdal, Sunndal, KnutsliøyanN

(新種)

Chlorostroma vestlandicum B. Nordén & Læssøe
語源…ヴェストラン(地方)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Chlorostroma subcubisporum
アカコブタケ属菌を宿主とする
本種と異なりノルウェーではなく米国に分布する
本種と異なりHypoxylon vogesiacumではなくH. perforatumを宿主とする
本種と異なり内子座が鮮やかな黄橙色ではなく黄褐色
本種と異なり子嚢の頂部構造がいくぶんアミロイドでない
本種と異なり子嚢胞子がいくぶん楕円形ではなくいくぶん立方体状
Chlorostroma cyaninum
本種と異なり温帯ではなく熱帯に分布する
本種と異なり子座表面が青色を帯びる
本種と子座内部の色が異なる
本種と異なり子嚢胞子がいくぶん楕円形ではなくいくぶん立方体状