2016年9月30日 (仮訳)Myoporum sandwicenseと関係を有する子嚢菌酵母の新種、Citeromyces hawaiiensis Kurtzman, CP., 2012. Citeromyces hawaiiensis sp. nov., an ascosporic yeast associated with Myoporum sandwicense. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: http://ijs.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.035360-0 [Accessed September 30, 2016]. 【R3-03341】2016/9/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ハワイにおいてMyoporum sandwicenseの樹液および周囲の土壌から分離された酵母の一種を検討し、Citeromyces hawaiiensisとして新種記載した。 本種は同属他種とは形態的には識別不能だが、分子系統解析および資化試験の結果などから区別された。 また、従来タイのみから知られていたC. siamensisを米国オハイオ州から報告した。 Hawaii, USA (新種) Citeromyces hawaiiensis Kurtzman 語源…ハワイ産の 【よく似た種との区別】 Citeromyces matritensis 樹液から分離される 形態的に類似している(光学顕微鏡では識別不能) D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハワイではなく米国本土、スペイン、イギリス、オランダなどにおける分布が知られている 本種と異なりMyoporum sandwicenseの樹液および周囲の土壌ではなくコンデンスミルク、発酵果実シロップ、砂糖、ニレの樹液などから分離される 本種と異なりD-アラビノースを資化不能 D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Citeromyces siamensis 形態的に類似している(光学顕微鏡では識別不能) D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハワイではなく米国本土およびタイにおける分布が知られている 本種と異なりMyoporum sandwicenseの樹液および周囲の土壌ではなくコンデンスミルク、塩漬けの乾燥イカなどから分離される 本種と異なりリビトールを資化可能 本種と異なりL-ソルボース、D-アラビノース、5-ケト-D-グルコン酸を資化不能 D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (米国新産種) Citeromyces siamensis Nagats., H. Kawas., Limtong, Mikata & Tats. Seki 【よく似た種との区別】 Citeromyces hawaiiensis 形態的に類似している(光学顕微鏡では識別不能) D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国本土およびタイではなくハワイにおける分布が知られている 本種と異なりコンデンスミルク、発酵果実シロップ、砂糖、ニレの樹液などではなくMyoporum sandwicenseの樹液および周囲の土壌から分離される 本種と異なりL-ソルボース、D-アラビノース、5-ケト-D-グルコン酸を資化可能 本種と異なりリビトールを資化不能 D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Citeromyces matritensis 米国に分布する コンデンスミルクから分離される 形態的に類似している(光学顕微鏡では識別不能) D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりL-ソルボースを資化可能 D1/D2+mtSSU+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される