(仮訳)台湾において野生のバナナに生じたサーコスポロイド菌の新属新種、Cladocillium musae
Chen, C-H. et al., 2020. Cladocillium musae, a new genus and species of cercosporoid fungi (Mycosphaerellaceae) on wild banana in Taiwan. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11557-020-01595-3 [Accessed June 29, 2021] 【R3-08548】2021/6/29投稿

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3行まとめ

台湾においてMusa itineransの生葉に見出された菌を検討し、新属新種Cladocillium musaeとして記載した。
本種は分生子柄が直立して分枝せず、分生子鎖がCladosporium属類似であることなどで特徴づけられた。
SEM観察により本種の分生子形成部位の形態がCladosporium属と異なることを示した。
台湾桃園市石門水庫

(新種)

Cladocillium musae Chun-Hao Chen & R. Kirschner
語源…(属名)Cladosporium属+Verticillium属(それぞれ分生子鎖と分生子柄の形態から)/(種小名)バショウ属の
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【よく似た種との区別】
Cladosporium oxysporum
分生子柄が直立する
分生子柄が分枝しない
分生子鎖が隔壁下部の結節から生じる
本種と異なり分生子形成部位が暗色
本種と異なり分生子形成部位の中心部が隆起し裂け目が見られる